こんにちは。船橋市で1歳4歳の子育てをしているリオです。
この記事では、ふなばしSOKUIKU委員会が発足した理由を赤裸々に語っていきたいと思います。
先に書いておきますが、長いです(笑)。
発足経緯を残しておこうと思ったワケ

理由をひとことで言うと、
「地域のために何かしたい」「自分の特技や専門性を生かして何かしたい」
と考えている人の参考になると考えたからです。
地域で活動したいと考えている方の中には、
- 何かしたい、だけど、ひとりで何をしたら良いかわからない。
- 想いはある、だけど、形にする方法がわからない。
- 地域で活動したい、だけど何から活動したら良いかわからない。
といったような、悶々とした想いでいる方もいると思います。
何を隠そう、昔の私がそうでした。
ふなばしSOKUIKU委員会が発足した経緯を発信することで、そんな想いを抱えている方が行動する背中を押せたら嬉しいと思います。
きっかけは船橋市場カフェだった
私たちが住んでいるここ、千葉県船橋市は「船」という漢字のイメージ通り、海に面する都市です。
名産は海苔とホンビノス貝。
ホンビノス貝の美味しさはまた別途語ることにして(酒蒸しがおすすめ)、そんな船橋には昔ながらの市場があり、毎朝新鮮な野菜や魚が取引されています。
そんな市場にはちょっと似合わない、こじんまりと、だけどちょっとオシャレにたたずんでいるのが船橋市場カフェです。

ふなばしSOKUIKU委員会は2021年4月1日、そこで発足されました。
代表熊谷との出会い

代表の熊谷と私が出会った日は正確には覚えていませんが冬だったと思います。
私はこの市場カフェの常連で、当時はブログを書いたり、YouTubeをしたり、HP制作をしたりとなんでもやります系の駆け出しフリーランスでした(今もですが)。
その日私は、市場カフェの定番メニューである女川コーヒーを飲みながら、動画編集をしていたと思います。
ここの市場カフェのマスターであるYさんはとにかく船橋人脈が広く、そしてよくしゃべります。
最近は新しい事業をするために千葉中を飛び回っていて不在が多いですが、当時はまだよく市場カフェにいて、新旧いろんなお客さんと話をしていました。
時に、進路に悩む高校生に冗談なのか本気なのかよくわからないアドバイスをしたり、
時に、20代の若者に事業の話をしたり、
時に、駆け出しフリーランス(私)に未来についての話をしたり。
まあ、そんな人なので、初対面のお客さん同士を巻き込んで話す、というのも日常でした。
そんなYさんがいる時に、のちにふなばしSOKUIKU委員会の代表となる熊谷が市場カフェに来店。
マスターのYさんはもちろん熊谷とも顔馴染み。
で、会話の詳しい流れはさすがに覚えていないのですが、「最近お店どう?」からの、「お店の集客」→「Web集客」→「Instagram集客」→「いや〜、Instagramなんて時代についていけてない、わかんないよ〜」とみたいな話になったんだと思います。
(熊谷は船橋夏見でインソール工房スマイルフットを開業しています)
でそこで、マスターのYさんが私の方を向いて、こう言いました。
「簡単だよ、リオさんにInstagramレクチャーしてもらえばいいんだよ。リオさんやれるっしょ?」
仕事を欲しがっていた私の事情をよく知っていたYさんは、私と熊谷さんをそんな形でつなげてくれました。
(駆け出しフリーランスの私にとって、「こうやって仕事って取るのか…」と一つ勉強になったできごとでした。)
Instagram発信を経て、わかったこと

そんなこんなで、Instagramの発信のレクチャーをすることになった私。
当初は
「お店の集客につなげるなら、50代女性をターゲットにして情報発信した方が良い」と生意気にもアドバイスをしていました。
というのも、インソールは足に不調を抱えた人が作るもの。
そして、足の不調を訴えるのは身体機能が弱まる50代女性が多いからです。
が、よくよく熊谷の話を聞いていると、熊谷の子どもに対する想いがわかってきました。
もちろん、すでに足に問題を抱えている人にとって、インソールはものすごく大切です。
(インソールの重要性はまた別の機会に書きますね)
だけど、
「別に儲けなくてもいいから、子どもたちの未来の足を守りたい、インソールが必要になる前に、正しいサイズの靴を正しくはくことの重要性を伝えていきたい」といった想いが私に伝わってきました。

そっかぁ。儲けなくていいなんて思う人間いるんだなぁ…なんて、心の奥底で思いつつ、
「どうしたら子どもたちの未来の足を守れるのか」を私なりに考えました。
で、考えてみたんですけど…
「これ、ものすごく難しい」
ってことにすぐに気がつきました。
すでに問題が顕在化している人であれば、言ってしまえば集客しやすいんです。
極端な話をしてしまうと、「足が痛い」みたいなハッシュタグで上位をとればいいわけです(現実にはそんな簡単にはできないですけど)。
一方、今回ターゲットとしたいユーザー層は現状は悩みを抱えていません。
例え足に合わない靴をはいていたとしても、なんとなく疲れやすいな、と感じているだけ。

そもそもみんな、足の知識を誰からも教わっていないので、
「靴が合っていない」ではなく、「体力がない」といった別の問題として捉えてしまっている可能性が高い。
このように本人が意識していない問題を気付いてもらう発信、さらにそれが子ども向け(もしくは保護者向け)となると、かなり難易度が高いです。
さて、どうするべきか…
ここで私はInstagramといった手段に囚われず、
「文章で書くより何より、実際にフィッティングを体験してもらうのが一番いい!」と思ったのです。
どんなに文章で説明するより、
と熊谷と話し合ったのです。
Mamachi編集長に相談してみた
どうやってフィッティングを体験してもらえばいいのか?
そんなことを考えていた時、頭に浮かんできたのが、Mamachi編集長の顔でした。

私はなんでも屋のフリーランス、ということを冒頭に書かせていただきましたが、ふなばしの子育て情報誌Mamachiのライターもやっていました。
Mamachiではママ向けのイベントをよくやっていたので、そのイベントの一貫として親子の足の測定会を行い、少しずつ足育の知識を広めていけたらいいのでは?と考えたのです。
そこでMamachiの編集長から聞いたのは、
実は「靴」や「足」をキーワードとする船橋の会社がたくさんある、ということ。
そして、私より遥かに高い視点を持つ編集長から、「靴」や「足」をキーワードに横で繋がれる団体を作ってみたらいいんじゃない?という話になったんです。
少し話は逸れますが、実は、熊谷のお店では
「お客さんが1人で靴を選ぶのがなかなか難しい」という問題を抱えていました。
熊谷のお店できっちりとサイズを測ったとしても、靴サイズはメーカーによって微妙に異ります。
ですので実際に靴を購入する時は、正しいはき方で靴をはいてみて、自分でフィットするか確認する必要があります。
ただ、やはり慣れないうちは難しい人もいるようで、測定したとしても足にベストマッチとは言えない靴を購入する方もいたようでした。
このような経験から熊谷は、
「足の知識がある連携靴屋」があればお客さんをそこに案内できるのに。
もっと足と靴で繋がる仲間が船橋に増えたらいいのに。
と日頃から考えていたそうです。
また、私も実際にフィッティングをやってもらったからこそ、この知識は絶対に広めた方が幸せな人が増える、と確信をしていました。
(とはいえ、この時はそこまでガッツリ関わる気はなかったんですけどね…)
そんなそれぞれの想いがあり、「靴」や「足」を軸にして「足育」の知識を船橋に広めていく市民団体、ふなばしSOKUIKU委員会が誕生したのです。
いったんまとめ

さて、ここまで団体の立ち上げまでの経緯を赤裸々に書いてきたのですが、立ち上げ当時、時代はコロナ禍真っ最中。
まずはSOKUIKU委員会の活動として、Mamachi主催のイベントの1ブースとして足育ブースを出店しよう、と考えていたのですが、このイベントは残念ながらコロナの影響で中止になってしまいます。
とはいえ、はじめたばかりの団体がイベントを主催できるような力もなく、どうしようか、と考えていた時、さらなる出会いがありました。
なのですが、それはまた、別の機会に書こうと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。