私は出産をしてはじめて「地域のつながり」を意識するようになりました。
結婚を機に夫が育った船橋に引っ越してきたものの、自宅と会社(東京)の往復の日々。
船橋はただ「居住地がある場所」で、夫以外の船橋に住んでいる人と関わることはありませんでした。
出産をして、仕事や社会と切り離されたことではじめて
「私って住んでいる場所に知り合いっていないんだ」
ということに気がついたのです。
私にとってはじめての育児はわからないことが盛り沢山。
実家は遠方。
自分勝手な気持ちではありますが、
「近くに友達がいてくれたら、もっと楽しい育児ライフが送れたのに」
「こんな不安な気持ちにならずに済んだのに」
と、日々誰にもぶつけることができない悶々とした想いを抱えていました。
子どもは地域で育ちます。
地域がよくなれば、それは廻り巡って自分の子どもにもプラスの影響を与えます。
では、「地域をよくする」というのは具体的になんなのか?
私は、「そこに住む人」が元気で、
人と人とのつながりを感じ合え、支え合える状態で、
自分の能力を生かした活動を生き生きとしていること。
だと考えています。
私は出産を機に「自分が住む地域のために何かしたい」という気持ちが芽生え、
出会いに恵まれてこうして活動をしています。